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HIV感染の感染経路と症状について

HIVは一度感染すると現代医学では完治させることができない恐ろしい病気です。
しかししっかりとした知識を持っていれば対策を取ることができますし、感染したとしても治療を行えば直ちに命に関わる病気ではありません。
気になる出来事があった場合は検査をして感染の有無を調べることが重要です。

早期発見は重要ですが、感染したらすぐに結果が出るわけではありません。
HIVに感染すると初期症状として、感染から2週間程度でインフルエンザや風邪のような高熱、リンパ節の腫れ、発疹、関節痛などの症状が現れます。
こうした症状は人によってさまざまで、症状が全くでない人もいます。
こうした初期症状は自己免疫機能により数日程度で回復します。
その後無症状期と呼ばれる症状がない時期が続きますが、徐々に免疫機能が破壊されていき、通常では感染することがない細菌やウィルスによる23種の合併症を引き起こすと、エイズとして診断されます。

HIVウィルスが検出されるのは体内である程度ウィルスが増殖し、抗体やウィルスの遺伝子、たんぱく質が増殖してからです。
感染から検出されない間をウィンドウ期と言い、この間に検査をしても正しい結果を出すことができません。
HIVは主に性行為によって感染しますので、コンドームを使用しない性行為や気になる出来事があってから19日程度経ってからの検査が確実です。
最近ではより短い期間で正しい検査結果が出せる核酸増幅検査(NAT)を行う保健所・医療機関も増えています。

HIVに感染する人の多くは同性愛者ですが、同性間の性行為以外でも感染します。
男女間の性行為や感染した人の血液が傷口に付着することによっても移ります。
血液感染のリスクは注意をしていれば避けることができますし、性行為もコンドームを使用することでリスクを下げることができます。
HIVは必ずしも同性愛者だけの問題ではありません。
HIVに限らず血液感染する病気は様々あります、他人の体液や血液に素手で触れないように注意をしましょう。

HIVに感染しているかは匿名で郵送検査ができる

検査にも様々な種類があります。
保健所や医療機関では匿名希望の人でも受付をしてくれており、無料で検査ができる施設も増えてきています。
検査に行く時間がない人はキットによる郵送検査をすることもできます。
即日検査結果を聞くことができる施設もありますが、郵送の場合はしばらく時間がかかる点に注意をしましょう。

検査の種類は大きく分けると3種類です。
ウィルスに対する抗体があるかどうかを調べる抗体検査、ウィルスの遺伝子を調べる核酸増幅検査、ウィルスのたんぱく質を調べる抗原検査です。
検査の種類によってウィンドウ期が異なるので注意が必要です。

匿名検査の場合は自分で血液を専用のキットで採取しなくてはなりません。
専用キットには針がついており、指先を刺して血液を採取します。
血液の量が少なすぎると正確な結果が出ないこともありますので、より正確な結果を知りたい人は保健所や医療機関での採血をすると良いでしょう。
医師と対面しての検査となりますが、匿名希望でも受けることができます。

また、陽性と結果が出てしまっても約1%の確率で感染していなくても反応する「偽陽性」となる可能性があります。
その後再検査の結果陰性となれば感染していませんが、それでも陽性となった場合は感染していることになります。
免疫の破壊具合に合わせて治療を開始することになりますが、早期発見なほど日常生活へのリスクは軽減されます。

HIVの初期症状は風邪やインフルエンザと似ているため、気になる行為があったあとにこうした病にかかってしまうと心配になる人も多くいます。
幸いHIVウィルスは感染力も非常に弱く、感染している相手と関係を持ったからと言って必ず感染するわけではありません。
危険行為があっても数%程度ですが、一度感染してしまうと完治はできません。
リスクは極力抑えるように正しい知識を身に付けることが大切です。